【年齢別】こどもにオススメの習い事

育児と教育

今回はこどもにオススメの習い事を年齢別にご紹介していきたいと思います。

今回の記事を書くにあたって参考にした書籍はコチラ↓です。

『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』文響社 著:瀧靖之

【0歳~3歳】図鑑や絵本、音楽がオススメ

視覚や聴覚は生まれてすぐに、グングン成長していきます。この時期のこどもには図鑑や絵本などでいろいろなジャンルに触れさせる事が大切です。

中でも特にオススメは圧倒的に音楽です。

脳の発達段階から考えると、まず親がピアノで音を鳴らしてみたり、クラシック音楽を流してみたり(クラシックである必要は無し)、親が子に見せたり聞かせたりすることから始めましょう。

早期教育が大切だと考えて英語を早々と習得させるご家庭もあるかと思いますが、音を司る脳の領域と言語を司るのうの領域は非常に近いです。音楽が英語の力を伸ばす土台になるという考え方もできます。よって音楽はとてもオススメできる習い事(というより家庭での遊びや習慣)です。

人間性の土台を育てる

この時期の赤ちゃんは言葉こそ発しませんが、実は周りの大人の会話や生活状況を見たり聞いたりしているものです。

「見極める目」と「鋭い耳」が人間性の土台となります。何を見て、何を聞いて、何を感じるのかが脳内のネットワークづくりに大きく影響していきます。

【3歳~5歳】脳の発達段階的には「楽器」がベスト

「器用さ」ともいわれる巧緻運動は、3歳~5歳に身につきやすいです。

巧緻運動を司る「運動野」という脳の領域が発達のピークを迎える時期だからです。

よってこの時期の習い事は、楽器やフィギュアスケート、バレエ、卓球などが効率よく能力を獲得できるのでオススメといえます。

もし身につかなくても将来も「基礎的な能力」として人生にプラス働くはずです。

また聴覚分野の発達は、0歳から5歳の間にある程度完成しますので、この時期は相対音感を習得できる可能性が高いといえます。8歳までは、音感・リズム感・運動能力の獲得(脳の構造的に伸びやすくなる)、などの恩恵が大きい音楽を薦めています。

【8歳~10歳】英語を学ばせると脳への吸収効率が良い時期

8歳から10歳の時期は、英語が一番オススメです。

周りの人に合わせて敬語を使ったり、口調を合わせたりする能力が身に付く時期です。この時期が言語発達のピークといわれています。

言語能力の発達が著しいこの時期に積極的にリスニング・スピーキングをしていたこどもは、後に英語が伸びやすくなるでしょう。この本では、あまりにも英語教育が早すぎると言語能力の脳内ネットワークがまだ不完全な時期に英語を学ばせることになり、余計な精神的ストレスになると記しています。

【10歳~思春期】誰と出会ってどう過ごしたかが最も大切な時期

もはや大人と同じくらいの社会性を身に付けるのが10歳以降の思春期です。

脳の中ではコミュニケーションを司る部分が発達していきます。この時期にかけては、いろいろな人とコミュニケーションをとる機会を作りましょう。野球やサッカーなどチームスポーツなどを習い事にするのも良いでしょう。

就職で一番求められるのはコミュニケーション能力

実はコミュニケーション能力というのは、14歳を過ぎてから獲得しようとすると余計な努力が必要になってきます。それはこどもにとって精神的に辛いストレスになることでしょう。

2016年の経団連の「企業が選考にあたって特に重視した点1位」はコミュニケーション能力でした。(12年連続1位)

より能力や仕事内容に影響しそうな学歴や資格、スポーツ経験などではなく、コミュニケーション能力でした。それほどコミュニケーションは会社で働くうえで重要視されているということでしょう。

ということで、脳には明確に才能を伸ばしやすい時期が存在し、これをうまく利用してコミュニケーション能力を伸ばすのが得策でしょう。

今回の記事はここまでです、最後までお読みいただきありがとうございました。

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