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親が子の「安全基地」となる
子どもは親の元で安心・安全に過ごしていると、そのうちに不自由を感じるようになります。
次第に冒険心や挑戦したいという気持ち(=エネルギー)が満たされてきて、自発的に冒険したり挑戦したりするようになります。
そして失敗したり不安になったりする経験を積むでしょう。そんな時に、子どもは親の元(=安全基地)へと戻っていくものです。
子どもの育つプロセスでは親が子どもの「安全基地」となり、子どもが失敗して不安になっても精神的にリラックスや回復をすることができます。
そしてまた、挑戦したい気持ちが増加して次なるステップへ進むものです。
安全基地となる大切な人との特別な関係を、心理学では「愛着」といいます。
親と「愛着」を結べていない子どもは、「誰でもいい誰か」と愛着を結ぼうとします。ここでいう「誰でもいい誰か」が非行を繰り返すグループであったり、似たような境遇のグループであったりする場合があります。
親と子との関係性こそが生きる理由になる
人と人との関係性を求めることこそが、人が生きる理由になると本書には書かれています。
人とつながっていると感じる能力は、神経生理学的にも認められている生きる理由なのです。
つまり、関係性が生きることに目的や意味を与えてくれるということです。
そして関係性の欲求が満たされるには以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 無条件に愛されていると感じる
- 自分で自分を愛せるようになる
「いい子にしていると愛される、悪い子にしていると愛されない」と子どもが感じている場合、関係性の欲求が満たされることはありません。
この場合の問題は親が子を愛しているかどうかということではなく、愛しているということが子に伝わっているかどうかになります。
親は愛の伝え方を学ぶべきでしょう。
自分の気持ちの伝え方と伝わり方
親と子どもの関係性の欲求を満たすために、親は子どもに愛を伝える必要があります。
そして自分の気持ちの伝え方は以下の5つに要約できます。
- ①子どもの話には、一生懸命に耳を傾ける
- ②子どもへの愛や、肯定的な気持ちを言葉で素直に表す
- ③一緒に過ごす良質な共同活動の時間を作る
- ④意識してスキンシップを取る
- ⑤お祝いをする
以上5つです。
そしてこの5つで大切な共通点は、「人は一緒に喜ぶ人たちとの間で絆を強める」ということです。
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とても勉強になる良い本です。皆様もよろしければご購入くださいませ。
親と子との関係を良いものにしていきましょう。
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